仕事が嫌になったときに耐え抜く思考法を3つ紹介します。
『仕事が嫌で嫌で辞めたい!けど辞められない』
『どうしてもやる気が出ない』
誰にでもモチベーションが下がってしまうときがあります。
一度下がったモチベーションを自分の力だけで元に戻すのは時間がかかります。
この壁を乗り越えることが出来ないと、会社を無断欠勤してしまたり、退職につながってしまうこともあります。
私自身も、過去にブラック企業で勤務していた時にモチベーションがゼロになった経験があります。
私がモチベーションが切れてしまった時は、会社を無断欠勤しました。
社会人として恥ずかしい行為ですが、無断欠勤をするほど仕事に対するモチベーションが無くなってしまったということです。
しかし、無断欠勤をした次の日には出社しました。
モチベーションが戻ったわけではありませんが、耐えて仕事をするしかない事実を悟ったからです。
耐えるといっても、ブラック企業で一生働き続けることではありません。
どのような気持ちで、無断欠勤後に仕事を耐え忍んだかを紹介していきます。
まず初めに私が無断欠勤したエピソードを紹介させてください。
私が無断欠勤した理由
私は以前ブラック企業で働いていて、1度だけ無断欠勤をしたことがあります。
無断欠勤は社会人として、絶対やってはいけません。
無断欠勤をすることで、上司や同僚に心配を掛けます。
突然会社に来なくなったことで、事故や事件に巻き込まれたのではないかと思われるからです。
絶対にやってはいけないことを理解しつつも、無断欠勤をした理由は、会社にの奴隷のような日々から抜け出したいと思ったからです。
当時は土日も休まず、毎日帰るのも午前をまわる日々が続きました。
ブラック企業だったので、もちろんサービス残業、サービス休日出勤です。
もちろん家族からの反感もありましたが、当時は家族のために仕方ない仕事をしていると思っていました。
しかし、私が長時間残業し、休日も家にいないことは全く家族の為になっていませんでした。
家族が望む姿。自分が望む仕事。自由な時間。何一つ満足できていませんでした。
仕事に追われる毎日が過ぎ、年末年始の休暇に入りましたが、仕事が終わらないので休みもありません。
そんな中で家族から『そんなに働いて何になるのか?お金も貰えず、家族の時間を犠牲にするのは自分が悪いのではないか?』と言われました。
正直言ってかなりショックでした。
自分が我慢していたのは、家族のためだったのに家族を苦しめていたなんて思ってもみなかったからです。
この時、この会社では働いていくことはもう出来ないと思いました。
年末年始の休暇中もフル出勤しなければ終わらない仕事でしたが、仕事に行くのを辞めました。
新年を迎えて、仕事始めの日に私は無断欠勤をしました。
会社からすると、今まで従順に働いていた”コマ”が無断欠勤をして驚いたようです。
私が勤めていたブラック企業では多々、無断欠勤をする人がいたのですが、無断欠勤をすると会社に上司がくるシステムがありました。
無断欠勤を心配してくるのでしょうが、会社に来るよう促すのが目的です。
私が無断欠勤をした当日も、会社の上司が家に来る可能性があったので、ハローワークに行き、転職活動を始めました。
ハローワークに行った後は、履歴書や転職の参考になる本を買いに出かけました。
無断欠勤をしたので会社から携帯にはずっと着信がありました。
夕方に家に帰ろうと思った時に、上司が家に来るのは避けたいと思い、上司にメールだけしました。
メールの内容は『無断欠勤をしてすみませんでした。明日は会社に行きます。』とだけ連絡しました。
無断欠勤を続けると、会社の同僚にも迷惑を掛けますし、何より上司が家に来ることになります。
そうならないようにメールで一報入れました。
無断欠勤をした次の日に仕事に行くのはかなり憂鬱でしたが、既に開き直っていたからこそ、出社することが出来ました。
上司には『今の仕事を投げ出すと迷惑を掛けるので、今の仕事が終わったらもう仕事を辞めたいと思っている』と伝えました。
やる気が全く無い仕事を無理して続ける必要はありませんが、一時的にやる気が起きなくなることは誰にでも有り得ます。
私のように無断欠勤をしないように私が無断欠勤をしたエピソードと共にツライ仕事を耐える方法をアドバイスしたいと思います。
嫌な仕事の中にも自分を成長させるチャンスがあります。自分の将来の為には今は買ってでも苦労をすべきと割り切る。
嫌な仕事をやっていると、『こんな仕事をしても意味がない』と思うことがあります。
こんなことをやっていても将来につながらないのではないか?
そう疑問に感じることもありますが、将来の役に全く立たないことはありません。
今の自分の経験が将来の自分を作るのです。
役に立たない仕事を経験することで、逆に役に立つことが出来るようになります。
ややこしい表現になってしまいましたが、身をもった体験の中で理解している人は、ものごとに対する理解度が違います。
嫌な仕事でも、無駄な仕事でも、経験してみると将来役に立つ種が眠っていたりします。
その種はすぐには芽を出しませんが、将来の人生の中で役に立っていくのです。
私自身も、ブラック企業で勤務して無断欠勤をした恥ずかしい過去が、今ではこんなに活きているとは当時は思いもしませんでした。
昔からよく言われている言葉で、『苦労は買ってでもせよ』と言われていますが、まさしくその通りだと日々感じます。
人は苦労することで、『もっと楽をしたい』『もっと良くしたい』と言う感情が生まれるものです。
その感情があるからこそ人間は進歩することが出来ます。
苦労をしなければ本当の改善、本当の成長はありえないのです。
仕事で辛いと思ったときは、『苦労しているこの瞬間が自分自身を成長させている』と思って仕事に取り組むと、少しは気持ちが前向きになっていきます。
しかし、一回苦労しただけでは自己の成長は有り得ません。
毎日少しずつ成長していくので、自分ではなかなか実感出来ませんが嫌なことに対して前向きに取り組む姿勢を後輩や、部下達はしっかり見ています。
自分と言う人間が将来どうなりたいかをよく考え、常に苦労は買ってでもするようにすることで、5年後、10年後が大きく変わっていくことを信じて仕事に取り組んでみてください。
今やっている仕事だけ終わらせよう!と自分を騙すしかありません。
『仕事が辛すぎて、辛すぎて今すぐ仕事を辞めたい』と言う状態になった私が、無断欠勤後にどうして仕事に戻れたか紹介します。
『今やっている仕事だけ片付けたら仕事を辞めよう』と気持ちを切り替えたからです。
それだけ??と思うかもしれませんが、仕事がつらく、嫌になった時ほど、辛いことや苦しいことが永遠に続くように感じてしまいます。
一生こんな辛い思いをしたくないから逃げてしまったのです。
しかし、冷静に分析してみると、辛いことが一生続くわけではありません。
辛い仕事の日々から、無断欠勤と言うかたちで逃げたからこそ、当時は冷静に考えることが出来ました。
逃げたままでは、周りの人にも迷惑が掛かることにも責任を感じました。
当時の私は『どうせ無断欠勤で迷惑を掛けたんだから、今の仕事を終わらせて仕事を辞めてしまおう』と考えました。
ブラック企業で働いていると、仕事を辞めることによる周りへ迷惑を掛けることを過度に気にしてしまいます。
何故ならば、全社員が毎日耐えきれないほどのプレッシャーの中で仕事をしているので誰かが抜ければ当然誰かの負担が増えるからです。
自分自身がこんなに辛い思いをして働いているのに、ほかの人にこれ以上の負担を掛けられないと思うようになるのです。
だからこそ、『今やっている仕事だけ終わらせよう!』と腹をくくらなければならないのです。
今は自分がいないと困るが、その先は自分がいなくても何とかなると言うことに気が付かなければこの決断はできませんでした。
ブラック企業は、仕事の仕組みが悪く、仕事によっては特定の人しか出来ない仕事が存在します。
当時の私も、自分にしか出来ない仕事を多く抱えていました。
それゆえに、自分が退職すると迷惑が掛かるのです。
しかし、会社の仕組みの問題のせいで過度にプレッシャーを感じて会社に留まることはもう辞めようと思いました。
そのお陰で、余計なプレッシャーを感じずに仕事に取り組めるようになりました。
思い詰まって仕事をするよりは、開き直ったほうが胸の奥につっかえていたものが取れたように、気持ちが軽くなるからだと思います。
そして辛かった仕事が終わると同時にブラック企業を退職しました。
開き直っただけかもしれませんが、必要以上にプレッシャーを抱えずに仕事をしなければ自分を潰すだけになるということがわかりました。
仕事を辞める決断をしない場合でも、辛い仕事が永遠に続くことはないです。
今やっている仕事だけ終わらせようと思って仕事に取り組めば、何とか辛い局面も乗り込めることが出来ます。
ステップアップの為に『今だけ我慢する』
今の仕事は自分の将来のための踏み台だ!と思うことで、辛い仕事も耐えることが出来ます。
辛い仕事、嫌な仕事をやりきることは将来の自分の大きな財産になります。
実際に辛いことを経験している中では感じにくいのですが、このことを意識して仕事をしたことで、なんとか仕事を耐え抜くことが出来ました。
今やっているこの仕事は、なりたい自分になるためにはやらなければならないことでしょうか?
やらなければならないことであれば耐えられると思います。
将来的に自分と関係の無い場合だと耐え難いですが、全く役に立たないということはありません。
辛い仕事をやり抜くことで忍耐力が身に付きます。
将来どんなことをやるにしても、忍耐力は武器になります。
その武器を身に付けるために苦労していると思えれば、少しは今の辛い仕事も耐えられる気がしませんか?
それでも辛い経験を乗り越えたということもまた、貴重な財産ですので自分のステップアップの為に今は辛いことも耐えることも必要です。
まとめ
根性論に近いものになってしまいますが、辛い経験、苦しい経験は必ず将来の役に立ちます。
私が無断欠勤するまで追い詰められたのも、今でこそ成長できたチャンスだったと言えます。
無断欠勤を経た私自身も、前職は設計、営業をしていたブラック企業を辞めて、設備管理の仕事に転職しました。
全く違う職種に転職しましたが、前職での辛かったことを乗り越えた経験と言うものはとても役に立っています。
職種を問わず、嫌な仕事は必ずありますし、辞めたいと思うことも、長い人生の中で幾度かあるでしょう。
そのときに気持ちが負けないように今回の思考方法を活かしてもらえればうれしく思います。
そして私自身も、無断欠勤をした経験を基に、今後も精進していきます!